ミズノが26日、3Dプリンターで個人の足型に合ったソール(靴底)を作るサービスを始めると発表した。2025年4月からこのソールを使うウオーキングシューズの注文を受け付ける。直営店のMIZUNO TOKYO(東京・千代田)で足型を測定し、履きやすさやフィット感を高めたシューズを作る。
商品名は「3D U-Fit(スリーディーユーフィット)」で価格は55000円。注文から2週間ほどで完成する。
シューズは足の甲を覆うアッパーと、ソールの2つのパーツからできている。通常のソールは地面と接するアウトソール、足と接するインソールなど複数のパーツから成る。新商品は3Dプリンターでこれらを一体成形する。
アッパーは黒と白の2種類、ソールのデザインも2種類あり、好きな組み合わせを選べる。2台の3Dプリンターで生産を始め、最初は月産約10足を想定する。さらに3Dプリンターを増設するなどして生産量を増やし、31年3月期には1万足の販売を目指す。
将来的にはウオーキング以外の運動にも使えるよう技術開発を進める。
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