発表によりますと、東芝はセラミックスの部品や材料の開発などを手がける「東芝マテリアル」の株式を、名古屋市の素材メーカー「日本特殊陶業」に売却することで合意しました。

売却額はおよそ1500億円で今後、手続きを行い、来年5月30日に売却を完了する予定だとしています。

東芝は、今年度から3年間の経営計画で最大で4000人の人員削減を盛り込むなど、固定費の削減や収益の改善に取り組んでいて、今回の売却を通じて社会インフラ事業などに資源を集中させ、経営の立て直しを進めたい考えです。

一方、日本特殊陶業としては、EV=電気自動車向けなどのセラミックスといった素材に強みを持つ「東芝マテリアル」の技術を取り込むことで事業を強化していきたいとしています。

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