日本原子力発電(原電)は東海第2原子力発電所(茨城県東海村)で2023年度中に5件の火災が起きたことを受けて再発防止策をまとめ、県と東海村に報告書を提出した。
報告書では組織的な問題点として東京の本社や事業本部を含めた全社的な連携や支援が不足していたことが設備火災につながったと指摘。今後の対策として防火を徹底するための運営方針を明確にし、統括する責任者を本社に置くことなどを挙げた。
東海第2原発では23年7月〜24年2月に原子炉建屋内の天井照明の一部に焦げ跡が見つかるなど火災が相次ぎ発生していた。県と東海村が23年11月に同社を厳重注意し、原因究明と再発防止対策を求めていた。
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