静岡ベンチャースタートアップ協会の設立記念イベント(1日、静岡市)

一般社団法人静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA、浜松市)は1日、設立記念イベントを開いた。4月3日に設立された。地域ごとに分散していた起業支援の仕組みを集約し、3〜5年で500社の誘致や設立を目指す。

スタートアップの認定や伴走支援、若年層向けの起業教育、産学官の連携促進などを担う。浜松市がベンチャーキャピタルと共同で事業化や資金調達を支援する「ファンドサポート事業」のほか、経費の補助や実験場所の提供を含む「実証実験サポート事業」についてSVSAが県全域へ拡大することも検討する。

浜松市内には現在約80社のベンチャー企業がある。SVSAの代表理事を務める前浜松市長の鈴木康友氏は「静岡県をスタートアップ先進県にしていく」と強調。「スタートアップの新しいビジネスや技術と既存産業がコラボすることでイノベーションが生まれ県内の産業を飛躍させるための大きな力になる」と述べた。

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