「沼津駅周辺総合整備事業」に伴う新車両基地の着工式(21日、静岡県沼津市)

静岡県と同県沼津市は21日、市内のJR沼津駅周辺の鉄道高架化や区画整理など「沼津駅周辺総合整備事業」に伴う新車両基地の着工式を開いた。駅東側の車両基地を西側に2キロほど移して新たに建設する。

鈴木康友知事は「まだまだ息の長い事業となるが、しっかり沼津市と連携しながら新しいまちづくりに向け頑張っていきたい」と述べた。沼津市の頼重秀一市長は「鉄道施設本体工事が進むことで鉄道高架本体工事の方に移っていける」と事業の着実な進捗に期待を示した。

整備事業は総事業費が約2272億円の大規模プロジェクト。沼津駅付近で東海道本線を約3.7キロ、御殿場線を約1.6キロにわたって高架化するほか、駅周辺の市街地再開発などを進める。2023年10月には駅西側の貨物駅を西側に8キロほど移す新貨物ターミナルの建設工事が始まった。

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