明治や森永製菓、ロッテの人気チョコブランドとコラボした(19日、東京都千代田区)

セブン―イレブン・ジャパンは19日、大手菓子メーカーのロッテと森永製菓、明治とコラボしたスイーツやパンの商品説明会を開いた。節約志向を背景にスーパーなどとの価格競争が激しさを増すなか、セブンイレブンでしか購入できない限定発売の商品を増やすことで消費者の来店意欲につなげる。

ロッテの「ガーナミルク」、森永製菓の「白いダース」、明治の「アポロ」と各メーカーの主力商品とコラボした。「ガーナ ショコラカヌレ」(267円)、「白いダース ホワイトチョコどら焼き」(213円)、「アポロみたいないちごチョコケーキ」(345円)など5品を17日から順次売り出している。セブンはこれまで3社とはスムージーやアイス、生チョコレートで組んだ実績がある。スイーツやパンでも商品連携することにした。

コラボした商品を説明する担当者(19日、東京都千代田区)

19日開いた商品説明会で、セブンの宮賢二シニアマーチャンダイザーは「消費者は節約志向を意識しつつ、若い世代を中心に買い物にわくわく感を求めている」と述べた。既存客の来店と新規顧客の掘り起こしをめざすとした。

セブンの既存店売上高は10月こそ前年実績を上回ったが、2024年は前年割れの月が目立つ。冬に食べたいスイーツとして、チョコレート商品はケーキに次ぐ2位というアンケートもあり、その中で人気ブランドとコラボ商品を出すことで話題性を高める。

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