三菱電機の新型冷蔵庫

三菱電機は野菜冷凍機能を強化した冷蔵庫を発売すると発表した。野菜を通常よりも冷たい温度で冷凍することで、調理に使うとき、手でもむだけで使いたい大きさに砕くことができる。解凍せずに必要な分だけを使えるため、野菜を使いきれずに廃棄してしまう食品ロスを減らせる。家事の時間を短縮したい共働き世帯などに向けて売り込む。

冷蔵庫「中だけひろびろ大容量」シリーズから新製品12機種を12月中旬から順次全国の家電量販店で発売する。容量は451〜700リットルで価格は38万5000〜48万4000円。

野菜を袋に入れて冷凍しておき、使いたいときに冷蔵庫の扉についている操作パネルかスマートフォンのアプリのボタンを押すと、セ氏マイナス25度の冷気を約30分間当てて急速に冷却する。従来の冷凍庫の温度はマイナス18度だが、マイナス25度まで冷やすことで野菜を砕きやすくした。

担当者は「物価高などで野菜をまとめ買いしても使いきれずに廃棄してしまうことが多い。家事の時短に加えて食品ロスの削減にもつながる」と話した。

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