ミルボンが15日発表した2024年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比36%増の33億円だった。国内ではヘアケア商品の「オージュア」や「エルジューダ」などが堅調だった。高価格帯で高まる需要を取り込んだ。新製品の販売も好調だった。前年同期に計上したヘアドライヤーの在庫評価損の影響が消えた。
売上高は8%増の369億円。営業利益は42%増の48億円。国内では染毛剤の営業・教育活動に力を入れ、導入する美容院数を伸ばした。韓国では流行の変化を捉えた新製品などで染毛剤が堅調だったほか、ヘアケア用剤は導入美容院数を増やした。
24年12月期通期の業績見通しは従来予想を据え置いた。売上高は前期比6%増の506億円、純利益は16%増の46億円を見込む。
同社は同日、決算期末から45日以内に開示が間に合わなかったことの理由について「社内予定の調整不足」と説明した。その上で再発防止に取り組む方針を示した。
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