NTTコミュニケーションズは15日、北海道千歳市で路線バスの自動運転を実証すると発表した。運転手が乗車したうえで、状況に応じてハンドルやブレーキを操作する「レベル2」で行う。JR千歳駅から市内向陽台地区までの往復17キロメートルの距離をバスが運行する。

NTTグループが注力する次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」のネットワークを使い、乗客が自動運転バスを乗り降りする際の映像を遠隔監視室へ送る。リアルタイムで鮮明に画像を送信し、離れた場所から乗車時の安全を確認できるかを検証する。バスのカメラやセンサーで車内や周辺の状況も把握し、高速通信規格「5G」を通じて遠隔へ伝えられるかも確認する。

市が18〜27日の平日に事前予約優先で一般向け試乗会を開く。

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