パナHDは15日、自動搬送ロボで牛丼を配送する実証を始めた

パナソニックホールディングス(HD)は15日、同社の自動搬送ロボット「ハコボ」で吉野家のメニューを配送する実証実験を神奈川県藤沢市で始めたと発表した。利用者が出前館のアプリを通じて注文すると、自宅まで届ける。これまでもハコボを使った実証実験をしていたが、吉野家や出前館と取り組むのは初めて。

21日まで、パナHDが藤沢市で2014年に街開きしたスマートタウン「Fujisawa SST」の全住宅566戸を対象に実証する。これまでスマートタウンではパナHD直営の電子商取引(EC)サイトの商品をハコボで運ぶ実験をしていたが、中断していた。今回は、利用者の需要やサービスが滞りなく運用できるかを改めて検証する。

スマートタウン近くにある吉野家・湘南新道辻堂店からハコボが自動走行して運ぶ。スマートタウンの入り口までは保安員が付き添う。吉野家や出前館と共同で、自動搬送ロボを活用したフードデリバリーサービスの事業性を確かめる。

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