三好不動産の賃貸物件検索システムでは、AIがおすすめのエリアを紹介する

三好不動産(福岡市)は人工知能(AI)を活用した自社開発の賃貸物件検索システムを15日から本格稼働させる。「野球観戦がしやすい」など希望するエリアの特徴をフリーワードで入力すると、AIがおすすめの地域を提案する。病院など近くに必要な施設などの選択肢からも検索できるようにし、より希望にあった物件を探しやすくする。

福岡市周辺の空室物件約9000件から検索できる。AIがおすすめするエリアは地図上にヒートマップ式で表示される。

例えばフリーワードで「居酒屋が多く、野球観戦がしやすいところ」と入力すると、福岡市内のみずほペイペイドーム近くの商店街のエリアが色濃く表示される。そのうえで希望する間取りや賃料の上限を指定すると、あわせて空室物件も地図上に表示される。

このほか選択式の検索方法も設けた。「ゴルフ練習場」や「カーシェア」など周辺に欲しい施設やサービスを選択できるほか、「子どもと遊べる」「引退後の生活」といった個人のライフスタイルも選択できる。

同社の担当者は「ネット検索で目星をつけて物件を探す人が増えるなか、これまでは間取りなどの物件情報でしか検索できなかった。ライフスタイルに合わせた検索ができることで新たな生活が想像しやすくなり、より希望に沿った物件が探せる」と話す。本格稼働を経て、将来はシステムの販売なども検討するという。

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