セイヒョーの新潟工場

アイス製造のセイヒョーは12日、最終年度を2027年2月期とする3カ年の中期経営計画を発表した。27年2月期に単独税引き利益は24年2月期比31%増の8000万円、売上高は同10%増の47億円を目指す。販売単価の上昇や高付加価値製品の販売拡大などに重点的に取り組むほか、26年7月に省人化設備を導入した新工場も稼働する計画だ。

アイスの新工場の建設に向けて23年に新潟市北区に土地を取得していた。25年2月にも着工する。現在工場建設にかかる費用の算出を進めており、中計の前提条件に新工場は織り込んでいない。

エネルギーコストや物流費の上昇が続くなか、価格改定効果などが奏功し24年2月期は増収増益を確保した。労働時間の上限が規制される「2024年問題」も背景に引き続き厳しい収益環境が続くとみて、付加価値の高い商品の販売や集中購買による原価率の引き下げにも取り組む。

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