講演する経済産業省の石曽根智昭・ロボット政策室長(13日、長野県宮田村)

長野県産業振興機構は13日、長野県宮田村で中小企業のロボット導入に向けた勉強会を開いた。経済産業省ロボット政策室の石曽根智昭室長が講演し「中小企業はロボット導入の目的を整理すべきだ」と訴えた。

石曽根室長は講演で「ロボットはまだまだ不器用。どういったロボットを自分の現場に入れたいかが決まっていないと、ロボットメーカーも人手不足なので対応してもらえない」と指摘。同省がロボットメーカーなどと作った「ロボット導入事前チェックリスト」の利用を呼びかけた。

人が近づくと自動で減速する協働ロボットなどが現場に入りはじめている(13日、長野県宮田村のタカノ工場)

石曽根室長はまた、地域金融機関が菓子製造老舗のロボット導入を成功させた事例などを紹介。地域のネットワーク作りの必要性を訴え「政策でも支援していく」と話した。

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