小田急電鉄は13日、2025年3月期の連結純利益が前期比48%減の424億円になる見通しだと発表した。従来予想(53%減の380億円)から44億円上方修正した。交通業で輸送人員の回復が想定を上回る。賃貸するオフィスビルの稼働も好調なためだ。
売上高にあたる営業収益は3%増の4240億円で据え置いた。旅行業などが伸び悩む。営業利益は5%減の480億円と、計画から60億円引き上げた。鉄道は定期券の利用者を中心に輸送人員が当初予定を上回る。設備更新費用も減る見込みだ。不動産業もオフィス稼働率が想定を上回るとした。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、営業収益が前年同期比7%増の2097億円、純利益は26%増の329億円だった。
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