SPCCの子会社化で旺盛なBPO需要を取り込む(ベルシステム24のコールセンター)

ベルシステム24ホールディングスは13日、スカパーJSATの完全子会社でコールセンター運営のスカパー・カスタマーリレーションズ(SPCC、東京・品川)を買収すると発表した。株式譲渡によりSPCC株の51%を取得し、子会社化する。コールセンターでの生成AI(人工知能)を活用した顧客対応などに共同で取り組む。

人手不足に悩む企業や自治体のコールセンターなどの間接業務を代行するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を買収で強化する。

株式譲渡は2025年1月1日を予定し、買収額は非公表。SPCCはスカパーJSATが提供する有料放送「スカパー!」など各サービスのカスタマーセンター運営を手掛ける。

ベルシステム24の24年3〜8月期の連結決算は純利益が前年同期比33%減の30億円だった。ワクチン接種や給付金の問い合わせ業務などの受託が増えた新型コロナウイルス禍の特需後の成長が鈍い。

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