精密部品を手がけるツバキ・ナカシマは11日、郡山工場(奈良県大和郡山市)で製造しているボールねじの品質検査で数値の改ざんがあったと発表した。ボールねじは工作機械などの部品として使われているという。  ツバキ・ナカシマによると、品質を検査する際に測定機器から自動入力される数値を長期にわたり書き換えていた。ボールねじ事業をミネベアミツミに売却するための調査をする過程で、10月3日にツバキ・ナカシマ従業員の指摘によって発覚した。「現時点で製品の安全に疑義を生じる事象は発生していない」としている。  外部弁護士でつくる特別調査委員会を設置し、調査している。


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