ダイハツ工業が出資する自動車・機械部品メーカーのメタルアートが8日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%減の10億円だった。売上高は7%減の217億円で、建設機械部品が32%減の26億円に落ち込んだことが響いた。25年3月期の通期予想は据え置いた。
同日に大阪取引所で記者会見した武田正臣常務は建設機械部品の落ち込みの背景について「米欧建設市場の伸び悩みが響いた」と説明した。ダイハツの認証不正問題の影響は「一時的」とし、「下期に向けて自動車向けは回復する」と予測した。
5日投開票の米大統領選でトランプ前大統領の返り咲きが決まり、日本の対米輸出に対する関税も引き上げる可能性が出てきたことについては「取引先の自動車メーカーには北米向けが少なく、いまのところ影響は軽微だとみている」との認識を示した。
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