日産が発売するフェアレディZの2025年モデル(同社提供)

日産自動車は8日、スポーツ車「フェアレディZ」の新規受注を11月下旬から再開すると発表した。新型コロナウイルス禍による半導体不足の影響で22年8月から受注を停止していた。半導体不足が落ち着き、通常の供給が可能となったことで受注再開を決めた。

日産は同日、フェアレディZの2025年モデルを25年2月から発売することも発表した。11月下旬から注文を受け付ける。希望小売価格は約549万円から。スポーツ車ブランドNISMO(ニスモ)の専用パーツを使った「フェアレディZ NISMO」も発売する。

2025年モデルには全車種で緊急時にすぐに専門のオペレーターに連絡できる機能を採用したほか、車体のカラーも一部追加した。

フェアレディZの初代モデルは1969年に発売した。「手ごろなスポーツカー」を売り文句に、性能と値ごろ感を両立し人気を集めた。現行モデルは22年から発売されている。

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