ファミリーマートはクリスマス商戦向けにケーキやチキン総菜など68商品を発売する。全体の商品数を昨年より2品増やし、ケーキは2000〜4000円台の価格帯をそろえた。事前予約で商品価格を割り引きする特典も用意した。物価高で節約志向が高まるなか、お得感を訴求して販売増につなげる。
9月13日から店頭やウェブサイト上で予約受け付けを始めた。クリスマスケーキはイチゴとホイップクリームを使った「クリスマスホワイト4号」(2270円)やパイ生地にカスタードクリームを挟んだ「ミルフィーユ・シャンティ」(4320円)など25種類を販売する。
事前予約で値引きしたり、ポイントを提供したりする。12月1日午前9時までにウェブサイトで対象のケーキを予約すると200円割引するほか300円相当のポイントを付与する。
ファミマが約3万人を対象に実施した調査によると、クリスマスで使う金額に「物価高の影響がある」との回答は約7割を占めた。24年の12月24日と25日の両日が平日のため、「外出を控えて家でクリスマスを祝う」という回答も多かった。
8日の説明会に登壇したマーケティング本部の橋本剛氏は「過去一番の物価高でコストパフォーマンス意識が高まっている。手軽においしいものを食べたいというニーズに応えたい」と述べた。
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