ソニーグループはゲームなどエンタメ事業が好調だ

ソニーグループが8日発表した2024年4〜9月期連結決算は、純利益が前年同期比37%増の5701億円だった。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、4774億円)を上回った。ゲームや音楽などエンターテインメント関連が好調に推移した。半導体事業では画像センサーの歩留まりの改善や高性能化が進んだ。想定より為替相場が円安に振れたことも業績を押し上げた。

売上高は2%増の5兆9172億円、営業利益は42%増の7341億円だった。セグメント別ではゲーム&ネットワークサービスの営業利益が前年同期比2.1倍の2041億円と業績拡大をけん引した。

7〜9月期の期中平均の為替レートは1ドル=149.5円、1ユーロ=164.1円だった。8月時点の7月以降の想定為替レート(1ドル=148円、1ユーロ=160円)より円安だった。同社はゲーム、半導体、エレキの3事業で対ドルで1円円安になると年間20億円、対ユーロで65億円の営業増益要因となる。

25年3月期の業績予想は売上高のみ従来予想から1000億円上方修正し、前期比2%減の12兆7100億円を見込む。ゲーム事業の見通しを引き上げた。純利益は1%増の9800億円との従来予想を据え置いた。

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