サントリーは7日、ビールなどの樽(たる)製品の製造時期の表示を年月単位に変えると発表した。これまでは「上旬」「中旬」「下旬」を示す「上」「中」「下」も示していた。出荷時期の調整などの手間を減らし、物流コストの抑制につなげる。ビール大手4社すべてが樽の表記を変える。
2025年2月の製造分から切り替える。国内で製造する第三のビールやノンアルコールビールの樽も対象。ビール類では家庭用の缶や飲食店向けの瓶の製造時期を20年11月から「年月」表示に切り替えている。
業務用の樽の表記変更はサッポロビールを皮切りに、アサヒビール、キリンビールが続いていた。物流費の高騰や人手不足などの課題に直面するなか、業界全体で供給網の効率化に取り組んでいる。
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