アクティビスト(物言う株主)として知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントがNECネッツエスアイ株の6.01%を保有する大株主となったことが7日、分かった。オアシスが同日、関東財務局に大量保有報告書を提出した。保有目的に「重要提案行為」などを挙げている。ネッツエスアイには親会社NECがTOB(株式公開買い付け)を実施している。
大量保有報告書によると、10月30日までにネッツエスアイの発行済み株式(11月1日時点)のうち6.01%にあたる897万3383株を取得した。ネッツエスアイ株を51.36%保有するNECは10月29日、TOBを通じてネッツエスアイを完全子会社化すると発表していた。
NECのTOB価格は1株あたり3250円で、買い付け期間は12月11日まで。全株式を取得できなかった場合は株式を強制的に買い取るスクイーズアウトを実施する。
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