クオールHDはオンラインでの薬局サービスの提供体制を整備する(写真はオンライン専門薬局とは別の店舗)

クオールホールディングス(HD)は同社として初となるオンライン専門薬局を埼玉県川越市に開局したと発表した。KDDIが運営するau薬局と連携し、オンラインで対応する薬剤師らが常駐する拠点を設けた。営業時間は午前9時から午後6時までで、365日開局する。高齢化や医療従事者不足などの課題に対し、KDDIのノウハウも活用してオンラインでの薬局サービスの提供体制を整備する。

両社は医療DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する連携を見据えた協議を始めており、連携の第1弾として「クオールどこでも薬局」を開局した。患者は医療機関で診察を受けた後、スマートフォンなどでどこからでも処方薬のオンライン服薬指導を受けることができ、自宅や薬局など希望した場所で薬を受け取ることができる。

クオールHDは、KDDIが三菱商事と共同経営するローソンとも連携しており、ローソンの店舗への調剤薬局の併設などに取り組んでいる。

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