オムロンは6日、2025年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比36%増の110億円になる見通しだと発表した。5%増の85億円とした従来予想から上振れする。ファクトリーオートメーション(FA)の販売は低調だが、構造改革効果で採算が改善する。
売上高は前期比2%減の8050億円、営業利益は51%増の520億円になる見通し。売上高は従来予想を200億円下回るが、営業利益は30億円上方修正した。通期の純利益見通しは直近の市場予想平均(QUICKコンセンサス、前期比68%増の135億円)を下回った。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比6%減の3746億円、最終損益は33億円の赤字(前年同期は60億円の黒字)だった。4〜9月期の最終赤字は09年以来、15年ぶり。人員削減などで約200億円の構造改革費用を計上したことが響いた。
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