東北電力は5日、山形県遊佐町でバイオマス発電所の商業運転を開始したと発表した。同グループとしては石炭などを使わない初の専焼バイオマス発電所で、子会社の鳥海南バイオマスパワー(仙台市)が事業主体となる。
同発電所は鳥海南工業団地内の約5万平方メートルの土地に建てた。輸入木質ペレットを主な燃料とし、出力5万2900キロワット。年間の二酸化炭素(CO2)削減量を約14万トンと試算する。
東北電グループは2030年代の早い時期までに200万キロワット分の再生可能エネルギー発電施設を新規に開発する目標を掲げている。同社によると、開発・出資する電源は約80万キロワットを達成している。
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