自動車用クラッチ大手のエフ・シー・シーは1日、2025年3月期の連結業績(国際会計基準)で売上高にあたる売上収益が前期比1%増の2430億円になる見通しだと発表した。インドやインドネシアでの販売増や円安が寄与する。純利益は従来予想を据え置いた。同日発表の24年4〜9月期決算は純利益が前年同期比29%増の77億円だった。
年間配当は従来予想の76円から旧東証1部上場20周年記念配の126円を加え1株当たり202円と増やす。同日、自社株を除く発行済み株式の2.5%にあたる125万株を上限とする自社株買いも発表。総額25億円を上限に11日から2025年3月19日まで買い付ける。従業員持株会への第三者割り当てによる自社株処分も発表した。
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