京成電鉄が100%出資し、茨城県内の事業を統括する中間持ち株会社、京成電鉄茨城ホールディングス(HD、水戸市)が1日発足した。社長には関東鉄道(茨城県土浦市)前会長の松上英一郎氏(62)が同日付で就いた。バス、鉄道、百貨店といった事業を傘下に移して一体経営を推進し、人材活用や営業強化にもつなげる。

1日発足の京成電鉄茨城HD社長に就いた松上英一郎氏

2025年4月までに京成が保有する関東鉄道などの株式を同HDに移管し中間持ち株会社体制が始動する。ほかに筑波山でケーブルカーなどを運行する筑波観光鉄道(つくば市)、タクシー4社を再編した京成タクシー茨城(本社未定)、京成ホテル(水戸市)、水戸京成百貨店(同)、京成友の会(同)などがぶら下がる。

京成電鉄茨城HDの本社は水戸京成ビル内に置く。松上氏は6月に関東鉄道の会長に就いたが、京成電鉄などによると10月31日付で退任し会長職は空席という。

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