日産自動車は1日、自動車内装大手の河西工業への出資が完了したと発表した。出資額は60億円で、日産は河西工業の議決権の13.05%を持つ筆頭株主となった。河西工業が発行した優先株を日産が引き受けた。
河西工業は自動車のドア内部のパネルやサンバイザーなどの内装品を主に手掛ける。主要取引先の日産の自動車販売減少の影響などで財務状況が悪化。日産は部品調達の安定に向け、5月に河西工業への出資を発表していた。
河西工業は同日、日産子会社のジヤトコ出身の古川幸二氏が社長に就任したことを発表した。当初は9月上旬にも就任する予定だったが、出資の手続きが一部で遅延したため社長交代も先送りとなった。
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