Jパワーは31日、2025年3月期の連結純利益が前期比18%減の640億円になる見通しだと発表した。46%減の420億円とする従来予想から220億円上方修正した。設備トラブルで停止している橘湾火力発電所1号機(徳島県阿南市)の再開時期を25年2月から24年11月末に前倒しすることで、火力発電の利用率が改善する。石炭の値上がりで、オーストラリアの炭鉱事業の利益が想定より増えることも寄与する。
販売電力量の増加も見込まれ、売上高は4%増の1兆3050億円と、計画から1500億円引き上げた。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比74%増の483億円だった。市場価格に合わせて石炭火力の運転を細かく調整する取り組みなどで、火力事業の収支が改善した。
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