キヤノンの新型画像センサーは近赤外線域での感度を高めた

キヤノンは31日、監視カメラなどに使う画像センサーの新製品を発売したと発表した。2020年に発売した従来品と比べ、近赤外線域での感度を約2.4倍に高めた。肉眼では見えづらい暗い場所での交通監視や水中ドローンなど産業用途の需要を取り込む。

新製品は監視カメラや産業用カメラ向けのCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーで、有効画素数は約212万画素。価格は開示していない。暗い地下駐車場内に設置された監視カメラなどに対応する。暗所での検査など産業向けや、血管撮影などの医療向けの需要も見込む。

キヤノンの新型CMOSセンサーを使った近赤外線撮影の例

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