31日の外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=151円台を付けた。日銀の植田和男総裁は、これまで利上げ判断を巡り「時間的余裕がある」と説明してきたが、この日の金融政策決定会合後の記者会見で、「あえてこの表現は使わないようにした」と明かした。日銀の利上げ時期が近いとの思惑が広がり、円を買ってドルを売る動きが加速した。
東京市場の午後5時現在は前日比1円08銭円高ドル安の1ドル=152円24~26銭。ユーロは55銭円高ユーロ安の1ユーロ=165円32~36銭。その後の海外市場で一段と円高ドル安が進んだ。
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