発表によりますと、イオンと京成電鉄は、10月31日、資本業務提携を結ぶ契約を締結したと発表しました。

それぞれがおよそ150億円分の株式を年内に取得する予定で、予定どおり実施されれば
▽イオンは京成電鉄の2.33%程度
▽京成電鉄はイオンの0.46%の株式を保有することになります。

両社は、資本業務提携を通じて
▽ショッピングモールや駅に隣接した商業施設などの開発のほか
▽食品スーパーの運営
さらに
▽商業施設周辺の交通サービスの充実など、幅広い事業で協業を図る方針で、今後、具体的な取り組みについて協議を進めるということです。

また、両社は提携による最初の取り組みとして、新京成線新津田沼駅周辺での再開発を共同で行うと発表し、レストランやイベントホール、映画館などを備えた新たな商業施設を作ることにしています。

京成電鉄「少子高齢化の中でサステイナブルな社会を」

イオンと資本業務提携を行うねらいについて、京成電鉄の岡匡一常務執行役員は、10月31日の決算会見で「私どもの沿線で少子高齢化の波が押し寄せている。沿線の住民が増えない限り、鉄道やバスをご利用いただく方は増えないので、そのためにもイオンの商業施設の魅力は非常に効果的ではないか。沿線の活性化、街づくりを一緒にできるのであれば、少子高齢化の中でもサステイナブルな社会を作っていくことができるのではないか」と述べました。

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