パソナグループは30日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の自社パビリオンで未来の眠りを体験できるベッドを展示すると発表した。ミネベアミツミが特別協賛し、同社のセンシング技術を使う。一人ひとりの身体の状態に合わせてベッドや空間を変えることで、最適な眠りにつなげる。
パソナGのパビリオン内にベッドを置く。ベッドに付けられたセンサーが眠る人の心拍数や呼吸をリアルタイムで測定。身体の状態に合わせて照明や音響、マットレスの角度などを変え、深い眠りや快適な目覚めを促す。来場客も体験できる。
パソナGは重点戦略のひとつとして心身の健康を支えるウェルビーイング産業の創造を掲げる。同社の南部靖之代表は同日の記者会見で「心身の不調に起因する社会課題に取り組み、ウェルビーイング産業で未来をよりよくしていきたい」と述べた。
ミネベアミツミと共同展示するベッドは、兵庫県・淡路島で25年夏以降にパソナGが開業を予定するホテルに導入することも検討する。
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