トヨタ自動車が30日発表した2024年度上半期(4~9月)の世界生産台数は、前年同期比7.0%減の470万5037台だった。23年度上半期は過去最高の505万台超だったが、認証不正問題を受けた生産停止措置や中国市場での現地メーカーとの競争激化が響き、一転して前年を下回った。

 世界販売も2.8%減の502万8830台と前年を割り込んだ。ただ世界生産、世界販売のいずれも上半期として過去2番目と、高水準は維持した。

 国内生産は9.4%減の153万3526台だった。認証不正により「ヤリスクロス」など3車種の生産が約3カ月にわたり停止したことなどが響いた。

 海外生産を地域別で見ると、中国は17.1%減の73万4854台だった。中国では現地メーカーが造る低価格の電気自動車(EV)が普及し、日本メーカーは苦戦を強いられている。北米は1.7%減の102万6631台だった。

 国内販売は9.3%減の71万6588台。海外販売は中国が13.7%減の86万6541台。北米は1.2%増の136万8217台となった。

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