雨風太陽は30日、事業承継支援のココホレジャパン(岡山市)と資本業務提携したと発表した。両社はまず地方自治体に対し、1次産業従事者や中小企業に事業承継の悩みがあるかの調査を提案する。調査でニーズが分かった場合に事業者と人材をマッチングする。
資本提携では、ココホレの新株予約権を雨風太陽が引き受けた。出資額は非公表。
雨風太陽は農漁村への研修を通して複数の自治体との取引実績がある。ココホレは運営するサイト「ニホン継業バンク」で事業譲渡や後継者のマッチングを手掛けている。これまでも牧場の承継や漁業・林業の後継者といった募集があるという。
両社のノウハウを合わせることで地方産業の活性化を狙う。雨風太陽の高橋博之社長は「後継者難から廃業に追い込まれている人がどんどん増えている。ココホレと力を合わせ、この問題に正面から取り組んでいく」とコメントした。
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