コーエーテクモホールディングスは30日、2025年3月期の連結純利益が前期比11%減の300億円になる見通しだと発表した。前期に収益を押し上げた利息収入や有価証券の売却益などを織り込んでいない。「信長の野望 出陣」などスマートフォンゲームが伸び、営業利益は5%増の300億円を見込む。配当は6円減の年48円とする。
以前公表した25年3月期までの中期経営計画では、連結売上高1000億円、営業利益400億円、経常利益500億円を目標としており、いずれも今回の期初予想では下回る。
同日発表した24年3月期の連結売上高は前の期比8%増の845億円、営業利益は27%減の284億円だった。スマホ向けゲームで新作が相次ぎ広告費などがかさみ減益だった。投資有価証券売却益やデリバティブ評価益が増え、純利益は9%増の337億円だった。配当は54円(前の期は50円)とし、従来計画から4円引き上げた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。