子会社のIHI汎用ボイラの全株式をタクマに譲渡し、成長事業に集中する

IHIは28日、子会社のIHI汎用ボイラ(東京・中央)の全株式をタクマに譲渡すると発表した。譲渡額は明らかにしていない。株式譲渡日は2025年4月1日を予定している。IHIは成長事業である民間エンジン・防衛・宇宙事業などに経営資源を集中させる。

タクマはごみ処理設備の大手で、産業用や船舶用といった多様なボイラーを手掛ける。再生可能エネルギーの活用にも力を入れている。ボイラーは温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」に対応した製品開発が求められており、ヒートポンプなどとの競争も見込まれている。

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