マクニカホールディングスは28日、2025年3月期の連結純利益が前期比38%減の300億円になりそうだと発表した。従来予想から120億円下振れる。主力の半導体事業で、中国市場での産業機器向けの需要の落ち込みが想定よりも長引く影響を受ける。
売上高は1%増の1兆400億円、営業利益は30%減の445億円とそれぞれ600億円、195億円下方修正した。同日発表した24年4〜9月期連結決算は、売上高が前年同期比5%減の5189億円、純利益が41%減の152億円だった。半導体事業での産業機器向け売上高は33%減った。
このほか、30億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の1.11%に当たる200万株を上限に買い付ける。取得期間は29日から12月23日まで。「株主還元の拡充及び資本効率の向上を図る」としている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。