伊藤ハム米久ホールディングス(HD)は25日、2025年3月期の連結純利益が前期比4%減の150億円になる見通しだと発表した。従来予想から10億円下方修正し、一転減益となる。国内では高価格帯の牛肉を中心に消費が低迷し、食肉事業の収益が悪化している。中国の景気減退の影響で、同国向けの輸出の不振も響く。
売上高は3%増の9850億円と、予想よりも150億円引き上げた。加工食品事業で4月に家庭用・業務用商品の計220品目を対象に2〜25%の値上げを実施したほか、食肉事業でも販売単価が上昇していることが寄与する。ただ、食肉事業の収益悪化を補えない。
24年4〜9月期の業績見通しも、純利益は前年同期比18%減の62億円と従来から8億円引き下げた。
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