仙台市は介護テックのプラスロボと介護人材の仲介で連携協定を結んだ(25日、仙台市)

仙台市は25日、介護テック事業のプラスロボ(東京・港)と連携協定を結んだ。同社が展開する介護施設と外部人材をつなぐサービス「スケッター」を通じ、人口減少が進む東北地方で介護の担い手を呼び込む。

プラスロボの鈴木亮平社長は「地域住民が特技や趣味などを生かして、介護人材の裾野を広げてほしい。令和の時代にあった助け合いの社会を築いていきたい」と話す。

仙台市健康福祉局の郷湖伸也局長は「介護サービスの安定的な提供は課題だ。新たな福祉インフラの技術に挑戦したい」と述べた。

スケッターは施設職員の業務を細分化し、資格や経験を必要としない業務を切り出して募集する。清掃や季節行事の飾り付けなど多岐にわたる。高校生から80歳代まで、手伝いたい人が事前に助っ人として登録し、仕事を選ぶ。

報酬は施設側が決め、1回当たり2〜3時間で2000〜3000円程度という。プラスロボによると、登録者数は6300人で7割が介護施設で就業経験がないという。

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