関西国際空港の国際線便数は増加傾向(第1ターミナル、7月)

関西エアポートは24日、2024年冬期(10月27日〜25年3月29日)の関西国際空港・国際線の運航スケジュールを発表した。3月のピーク時の旅客便数は前年同期比19%増の週1353便となる。新型コロナウイルス禍前の19年同期の96%まで戻る。韓国方面の便数が過去最高になり、中国方面も回復傾向を強める見通しだ。

関空の運営会社である関西エアポートが現時点で決まっている国際線・旅客便の運航ダイヤを取りまとめた。

韓国方面が夏期・冬期を通じて過去最高の週366便となった。コロナ明け後も回復が鈍かった中国方面の便数も19年同期の76%の水準となる。武漢や貴陽向け路線の就航なども寄与する。一方で為替の円安・ドル高の影響で、日本人の観光利用が多いハワイやグアム方面の便数は伸び悩む見込みだ。

関西エアポートの新宮早人・副最高商業責任者によると「まだ確定していないダイヤも含めると便数はコロナ前を超える可能性がある」としている。

関西エアポートの新宮早人氏は「(国際線の旅客便数が)過去最高の19年を超える可能性がある」と話す(24日、大阪府泉佐野市)

同日発表した9月の国際線旅客数は、前年同月比27%増の189万人となった。外国人旅客数が伸びたことで、月間では初めてコロナ前の水準を上回った。

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