このうち、東京 銀座のデパートでは、食用油やパックごはんなど値上がりが目立つ食品を中心に詰め合わせた3000円余りの福袋のほか、最大で2万円相当のすしやステーキ用の肉などがくじ引きで当たる5000円の福袋を用意します。

物価の上昇で消費者の節約志向が続く中、生活に身近な商品の品ぞろえを増やしていて、来年販売する福袋全体の8割が食品だということです。

「松屋 銀座本店」の紀野珠輝さんは、「食品フロアでは少しでも安い価格を求める消費者が増えている。『生活応援』となるような福袋を充実させた」と話していました。

また東京 池袋にあるデパートも、60日間店内のパンを1日1個ずつ持ち帰ることができる福袋を1万円で販売するなど、食品を割安に購入できる福袋を増やしています。

このデパートでは来年の干支(えと)のへびにちなんで、動物園で飼育されているへびなどとのふれあいを体験できる変わり種の福袋も用意するということです。

「東武百貨店 池袋本店」の青木拓馬さんは、「物価高が続く中、消費者が購入する商品を取捨選択する傾向はより強まっている」と話していました。

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