穴太HDの「恋と」は千葉県産の食用米「粒すけ」を原材料に使った=同社提供

米を中心とした農業生産や葬儀事業を手掛ける穴太(あのう)ホールディングス(HD、千葉県木更津市)は24日、千葉県が開発した食用米の新品種「粒すけ」を使った甘酒「恋と」を発売した。米、米麹(こうじ)、水のみが原料で砂糖や保存料を使わず、ノンアルコールのため子どもや妊婦も安心して飲める。

2020年に発足したHD傘下の農業生産法人、Theファーム上総介(同)が同県君津市で栽培した粒すけを使用する。収穫した米を北海道にあるグループの自社工場で加工して甘酒にした。1本900ミリリットル入りで、価格は1296円。君津市の直営店やオンラインショップなどで販売する。

Theファーム上総介は千葉県中部の上総地区で、休耕田を活用した水稲などに取り組んでいる。現在は14ヘクタールの圃場で栽培している。

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