【ワシントン共同】米連邦通信委員会(FCC)は29日、同意を得ずに顧客の位置情報へのアクセス権を違法に共有したなどとして、AT&Tやベライゾン・コミュニケーションズなど通信大手に計約2億ドル(約310億円)の罰金を科したと発表した。  罰金の内訳はAT&Tが5700万ドル超、ベライゾンが約4700万ドル。20年4月に合併したスプリントに1200万ドル超、Tモバイルに8千万ドル超をそれぞれ科した。  通信事業者はこれまで、共有された位置情報はロードサービスや緊急対応といった重要サービスに使用されていたと主張。AT&TとTモバイルは29日、FCCの決定に異議を申し立てると発表した。


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