ビックカメラは23日、新宿西口店(東京・新宿)に睡眠に特化した売り場を新設したと発表した。複数メーカーのマットレスや枕を比較しながら試せるようにしたほか、アイマスクや耳栓など睡眠を助けるグッズも幅広く陳列した。現状の寝具売り場と比べて売り場面積を3倍にし、拡大する睡眠市場を取り込む。
専門コーナー「ビックスリープウェル」を開設した。「コアラマットレス」など他の量販店で取り扱いのない寝具を多く取りそろえた。筑波大学発スタートアップのS'UIMIN(スイミン、東京・渋谷)が開発した脳波を測定して睡眠の質を可視化する機材なども実機を展示し、その場で契約できるようにした。反響をみて他の店舗でも同様の売り場展開を検討する。
健康や生産性向上への関心の高まりを受け、睡眠市場は拡大している。調査会社の富士経済(東京・中央)によると、2023年の睡眠関連の市場規模は前年比17%増の1750億円だった。24年は9%増の1904億円を見込む。
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