メルカリは中小事業者向けにスポットワークの求人掲載を申し込む窓口を開設した(23日、東京都港区)

メルカリは23日、個人と事業者間で短時間の仕事を仲介する「スポットワーク」事業を中小事業者向けに提供すると発表した。メルカリの営業担当者を通した申し込みに加えて、新たに専用の申込窓口を設けた。審査を通過した事業者は求人を掲載できる。人手不足に苦しむ中小事業者の需要を開拓する。

具体的な審査の内容や期間は非開示としている。中小事業者がメルカリに支払う利用手数料は大手事業者と同一とする。スポットワーク事業を統括する太田麻未執行役員は「1人でお店を回す老舗の飲食店や、恒常的に人を雇うのは難しいものの繁忙期には人手が欲しい旅館などに広げてきたい」と述べた。

メルカリは3月にスポットワーク事業「メルカリ ハロ」を始めた。登録者数は15日までに800万人を突破した。店舗数は9月末時点で12万を超え、7カ月弱で3倍に増えた。大規模事業者の導入も進んでおり、23日には物流大手のヤマト運輸が荷物の仕分け現場で本格導入を始めたと発表した。

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