三陽商会が展開するブランド「BAKER STREET(ベイカー・ストリート)」の商品(23日、東京都新宿区)

三陽商会は23日、2025年春夏から投入する男性向けのカジュアルブランド「BAKER STREET(ベイカー・ストリート)」の詳細について発表した。独自のチェック柄などを取り入れた英国風で、24年12月末で契約満了となる紳士服ブランド「ザ・スコッチハウス」の後継に位置づける。初年度に25億円の売り上げを目指し、3年後には30億円まで引き上げる。

25年2月から順次、全国の百貨店や同社のオンラインストアなどで販売する。春夏向けにはシャツなど120品目程度を用意する。濃紺を基調とした独自のチェック柄を複数のアイテムに使用するほか、花柄のプリントなど「遊び心」も取り入れた商品構成とした。

商品には英国を想起させる花柄のプリントなどを施した(23日、東京都新宿区)

主なターゲットは50代の男性。価格帯はジャケットで3万9600〜7万1500円、シャツで1万4300〜2万9700円程度とした。スコッチハウスより安価帯の商品も増やし、30〜40代など新規顧客となる若年層の取り込みも目指す。

ベイカー・ストリートは1975年から2003年に三陽商会や同社の子会社が手がけていたブランドになる。

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