大塚製薬は腎臓病の新薬候補を開発している

大塚ホールディングス傘下の大塚製薬は22日、難治性の腎疾患を対象とした新薬候補について、最終段階の臨床試験(治験)の中間解析結果を発表した。プラセボ(偽薬)の患者群と比較して尿たんぱくの数値に改善がみられ、主要な評価項目を達成した。早期の承認申請に向けて米食品医薬品局(FDA)に報告する。

新薬候補は大塚製薬が2018年に買収した米ビステラ社が創製した。治療を目指すのは指定難病の「IgA腎症」という腎臓病だ。進行すれば末期の腎不全に陥り、生命に関わる。治験の最終結果は26年の初めになる見込み。

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