東芝系の加賀東芝エレクトロニクス(石川県能美市)は21日、5月に完成したパワー半導体用ウエハーの製造工場で、太陽光発電設備が稼働したと発表した。工場の屋上に太陽光パネルを設置し、発電した電力は工場の照明や空調で使う。
契約方式は加賀東芝エレクトロニクスの敷地内に発電設備を設置し、電力を供給する「オンサイトPPA」を採用した。設備の設置や維持管理の費用は北陸電力子会社が負担する。工場で使われる電力の数%をまかない、発電電力量は年間約1078メガワット時、二酸化炭素の削減量は年間約518トンを見込む。
2024年度中に稼働予定の同工場は、使用電力の再生可能エネルギー比率を実質100%にする計画だ。今後も太陽光パネルの増設や、他の再エネの利用も視野に入れる。
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