ニデック傘下のニデックマシンツール(滋賀県栗東市)は21日、金属3Dプリンターに取り付けて原料を吹き付けるヘッド部材の新製品を開発したと発表した。高さや幅が2メートルを超える大型造形物向けで、従来難しかった曲面などの複雑な形状を加工できる。チタン原料などにも対応しており、航空・宇宙関連の部品生産や金型補修の需要を見込む。
今回開発した「5軸制御加工用ヘッド」は、ニデックマシンツールが手がける大型金属3Dプリンターに取り付ける。新しいヘッド部は、従来品の直線的な動きに加えて、縦と横に回転することで曲面加工を可能にした。
ニデックマシンツールの3Dプリンター「LAMDAシリーズ」は、レーザーで溶かした金属粉末を吹き付けながら積み上げることで造形物をつくる。チタンのほか、ニッケル系合金のインコネルなどにも対応している。
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